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ベトナム人の国民性

日本とベトナムは同じアジアですが、国民性は大幅に異なるでしょう。ベトナム人と上手く仕事をするために、いくつかの注意点や知っておくべきことを紹介したいと思います。

 

プライドが高い

ベトナム人は、仕事で自分の失敗やミスが他の人に知られることで、大きな恥をかくことを恐れています。ベトナム人は論理的なので、仕事や議論に失敗したくないのです。また、単に「お客様や上司に依頼されたから質問せずに依頼通りにやる」のではなく、なぜこれをやるのかに納得できなければやりたくなくなる傾向があります。

「なぜこれをしなければならないのか」「このやり方に何のメリットがあるか」を考えながら働くのはベトナム人の特徴なので、もし作業の意味を見つけることができない場合、違和感や不満感が生じる可能性があります。
このように、高いプライドを持つベトナム人に対しては、同僚や部下など公衆の面前で恥を注意しない、注意されたことが周囲に分からないように配慮することはとても重要です。また、一度納得すれば効率的に仕事を進めるため、なぜこのプロセスだと生産性高まるのか、安全性がどのように保証できるかなどについて、最初から明確に説明しておくことが必要です。

 

向学心旺盛・真面目で勤勉

ベトナムの若者の多くは「親世代が戦争で苦労した分、自分が頑張って高い給料をもらって、家族を養おう」と考える傾向にあります。また、言語スキルがあると外資系企業に勤めることができ、収入の差は歴然です。
もちろん英語が一番人気ですが、日本語や韓国語、フランス語にスペイン語やロシア語、そして中国語など様々な言語を複数学んでいる人も数多くいます。
仕事の後に語学学校や大学に通っていたりダブルスクールしている人も非常に多いです。金銭的に余裕がない人はYouTubeを使用したり、外国人が多く訪れる場所で働いて実践でスキルを身につけたりしています。
ちなみに、日本人が言う「勤勉」とは、自分の時間を犠牲にして一生懸命働くことを指しますが、ベトナムでは必要に応じて役立つ新しい知識やスキルを身につける努力をするということを指します。
このような勤勉さはもちろん、自分の人生や家族を大切にしたい、という思いからきています。

 

手先が器用

ベトナム人は手先の器用な人が多く存在します。伝統工芸品の刺繍や縫製は、ベトナム人女性の専門職で、ベトナムの発展産業の一つです。また、ベトナム人の足であるバイクの修理も自分たちでやってしまいます。細かい作業が得意な人が多いという特徴があるようです。

 

まとめ

ベトナム人の多くはこういった価値観を重視していますし、日本人がする反応とは異なった反応をすることも多いでしょう。お互いに、「当たり前」という気持ちではなく、価値観を尊重することからはじめられると良いのかもしれません。